これまで何度かArduinoやCANUSBによるCAN通信の読み取り方法を紹介してきました。
本記事ではこれまで紹介した接続用ハーネスの作り方から、CANUSB、Arduinoによる読み取り方法まで整理していますので、どの記事から見れば良いかわからない場合は、本記事をご参考いただければと思います。
コネクタ、接続用ハーネス等の治具
OBD2とD-sub9ピンを接続する治具

おすすめの接続構成
本記事ではレーダーを用いた、車両とのお勧めの接続構成を紹介しています。
先進安全装備付きの車の場合、OBD2カプラとの通信が難しい場合がありますが、レーダーをOBDカプラと接続すれば、容易に通信を行うことが可能です。

読み取りツール
大きく分けてCANUSBを使う方法と、Arduinoを使う方法に大別することができます。
CANUSBによる方法を2種類、Arduinoによる方法を2種類紹介します。
CANUSB
CAN MONITOR
CANUSBのデフォルトのツールであるCAN MONITORを用いた読み取り方法です。
CANUSBからCANメッセージを送ってエンジン回転数の応答を要求し、読み取る方法を紹介しています。

みるCAN
みるCANというツールを用いて、レーダーと車両間のCAN通信を読み取る方法を紹介しています。
CANUSBから信号を送信することはできませんが、ログが自動的にエクセルに保存されるので、使いやすいツールです。

Arduino
CAN BUS SHIELDというツールによる方法と、CAN BUS SHIELDと同等の回路を自分でICを購入して組む方法の2種類を紹介しています。
CAN BUS SHIELD(おすすめ)
CAN UBS SHIELDというArduinoと組み合わせて、CAN通信を読み取る方法を紹介しています。
回路もシンプルになり、非常に扱いやすいのでお勧めの方法です。

自分でICを購入して回路を組む
自分で一からMCP2515などのICを購入して、ブレッドボード上に配置し、回路を組んでCANを読む方法を紹介しています。

うまく読み取れない時は
おそらく接続してCANUSBやArduinoを起動してもうまく読み取れない方が多くいると思います。
そのような場合は以下を確認しましょう。
ピン配列が正しいことを確認する
正しい端子に接続できていれば、CANの抵抗値である約120Ωが確認できます。
テスターでCANの通信線にあててみて、約120Ωとなることを確認しましょう。
OBDからCAN通信が出ていることを確認する
ちゃんと接続ができていても、OBDカプラの直下にユニットがあり、外部との通信を制限している車種があります。特に最近の先進安全装備を有した車に多いです。
そのような場合、単純に外部に読み取り用のデバイスを接続しただけではCAN通信を読み取ることができないため、外部からCANメッセージを送信することにより、応答を要求する必要があります。
本ブログでも一部送るべきCANメッセージを紹介していますが、難しい方はOBDカプラに接続するレーダーを使うことで、CAN通信を行うことをおすすめします。
レーダーと車両間のCAN通信を、分岐ハーネスを用いて確認することができるためです。
OBDカプラから信号を取り出すハーネスをねじる
ノイズタフネスを上げるためには、CANのハーネスをねじることが必要です。
High側とLow側のハーネスを近接させることで、ノイズをキャンセルする効果が期待できるためです。(車の中を通っているCANのハーネスもねじられています)
また、ハーネスが長すぎる場合もノイズがのりやすくなる原因になりますので、不必要に長くしないようにしましょう。
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