CAN USBとOBDの接続方法

CAN USBの使用方法を以前紹介しましたが、

車とどのように接続すれば良いのかわからない方もいるのではないでしょうか?

目次

自分で1から作る方法

必要な材料、道具

OBDカプラの作成

まずはハーネスの被覆を剥きます。

端子を圧着工具で加締めます。

端子をOBDカプラに挿入します。

正面から見た挿入位置は以下の通りです。

背面から見た場合は以下の通りです。

ハーネスは以下の写真のようにねじります。

CAN HとCAN Lはねじって近接をさせることにより、ノイズタフネスが向上するためです。

ノイズタフネスが下がるため、ハーネスは不必要に長くしない方が望ましいです。

D-sub 9pinとの接続

正面から見た、以下の位置に配線をします。

このように背面からはんだ付けによりハーネスを接続します。

熱収縮チューブで隣接端子間と絶縁します。

以上で完成です。

以下のようにCAN USBと接続することが可能です。

できるだけ簡単に作る方法

こちらの方法は既にOBD2コネクタが完成した状態のものを購入する方法です。

D-sub 9pinにはんだ付けをするのみでOKです。

端子を加締める必要もなく、既に述べた通り、D-sub 9pinをはんだ付けするのみであるため、道具もはんだごてのみでOKです。

D-sub9pinにはんだ付けし、熱収縮チューブで絶縁する方法は同じであるため、割愛します。

関連記事です。

本ツールを作った後は以下の方法で、CAN情報を読み取ることができます。

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この記事を書いた人

電機メーカーから自動車系メーカーへ転職し、電装系の開発を行う窓際会社員。

本ブログで自分が学んできた技術内容を発信します。

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